(12月になりましたが)2023年11月のアップデートへようこそ。
キャンペーンアップデート
BackerKitストア:決済方法の追加
ホリデーシーズンに入りました! より多くの皆様のお手にとっていただけるよう、「Paypal」を採用する準備を進めています。採用されれば『PENNY BLOOD』と『ARMED FANTASIA』のプリオーダー方法を拡張することができます。ただし、PayPalの追加作業は込み入ったものであり、特にKickstarterで直接サポートされていないため、導入にあたって重要な手順を踏まなければならないようです。お待ちいただけますようお願いいたします。
重要なお願い:ダブルキックスターターストアにおいて、PayPalで支払う予定がある場合は、発送に必要な情報の記入までしていただき、支払い情報は入力しないでおいてください。送料が確定された後に請求が行われます。この形で進めていただけると、注文が問題なく処理されるはずです。
サーベイアップデート
また、サーベイ開始からずっと悩まされてきたバグを修正することになりました。修正点は以下の通りです:
- [Both Games パッケージ版とデジタル版のコンボ] に関する質問を調整し、正しい選択を正確に反映できるようにしました。このリワードを選択された方は、下記のリンクから再度サーベイにアクセスし、回答の修正にご協力ください。
- Discord IDを旧形式(最後に数字が4桁入っているもの)で入力されていた方は、新しい形式のお名前を記入してください。
- 今後(おそらく2年に1回程度)、バッカーの皆様に他の日本のキャンペーンに関する情報を送ることができるかどうかを尋ねる質問を1つ変更しました。これは日本の狭い業界のなかでクリエイターを支援し、相互に学び、支え合うためのものです。もしこのようなことに問題がなければ、サーベイの質問に「はい」と答えていただけるようお願いいたします。
こちらからサーベイの回答内容をご調整いただけます:
https://double-kickstarter.backerkit.com/
Discordロール配布ボットのセキュリティは複雑なため、皆様にロールをご提供する最速の方法は、サーベイに再度ご記入いただくこととなっております。このような余計な手順が発生したことをお詫びいたします。このようなお願いをするのは今回で最後であるとお約束いたします。お手数をおかけし申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
開発アップデート
あっという間に日も短くなり、日に日に寒暖差が体に堪える今日この頃です。
みなさまも健康に気を付けてお過ごしください。
今月の月報も、金子に代わりメインスタッフからの報告です。
『ARMED FANTASIA』2023年11月プロジェクト月報
皆さん、こんにちは。『ARMED FANTASIA』のチーフディレクター、石井です。
月々に目標を決めて開発進行をしているのですが、その締めとなる年内目標の達成に向けて
右斜め前の人と正面の人がとても忙しくしているため、
「相対的に忙しくなさそうに見える」私が、今月の月報も書いていきたいと思います。
フィールド関連
タウン&ダンジョン
こちらも年内目標に向けて、イングラムの生家のあるロストアーヴという町をブラッシュアップ作業中です。
景観にどんどん手が入っていて日に日に世界の解像度があがってきています。
このロストアーヴですが、
巨大な遺跡を発掘する人々が寄り集まって、いつの間にか集落化したという設定で、
『ARMED FANTASIA』の特徴であるウェスタンパンクを体現する町となっています。
西部劇風の建物と、巨大な掘削機械の組み合わせがユニークです。
今は文字情報だけで画としてお見せできないのが心苦しいのですが、
なかなかにワクワクするビジュアルになっていると思いますので、お楽しみに。
バトル関連
バトル画面UI
『ARMED FANTASIA』のバトルですが、なかなかに要素が多く、表示情報の取捨選択とUIの検討を何度も繰り返していました。
その甲斐あって、やっと着地点が見えてきています。
文字情報はできるだけ大きく見せたいという金子の美学もあって、UI担当者も苦労させられています。
シナリオ関連
メインシナリオ
前述しましたが、担当ふたりがとても忙しくしています。
たまに聞こえてくるやりとりで
「地形が変わるくらいの大バトルだ!」とか不穏当な発言が聞こえてくるので、今からおっかないです。
あいつら後先考えていません。
作業ステータスとしては引き続き執筆中なのですが、
進行は順調で、金子はラストダンジョンでのシーンに取り掛かっているようです。
絵コンテ
これだけでは字数が埋まりませんので
今回は、自分なりのコンテの描き方などをつらつらと書いてみたいと思います。
まずはシナリオを通読したうえで
頭に絵が浮かぶポイントをいくつかピックアップします。
これを基に、背景資料等とにらめっこしながら
前後が繋がるようにカットを考えシーンを作っていきます。
実作業に当たっては、尺調整くらいはできますが細かい編集作業はありませんので
コンテの段階でほぼほぼ構成が決定されます。
いろいろな演出技法は専門書などを読んでいただくのが良いかと思いますが
プレイヤーにシーンの意図を伝えることを第一に考えれば
なんとなく見えてくるものがあるものです。
ゲームのイベントコンテというのは、アニメや映画などに比べると尺の制限は緩いのですが
アセットなどの問題で簡単にはできない表現も多いので
そのあたりはゲーム制作の知識が少しくらいはあると活きるかと思います。
金子のシナリオをコンテに切るうえで厄介なのは、
シーン毎のシナリオボリュームがあり、要素として面白いことです。
密度が濃いというのでしょうか。
まとめるにあたって、絵は浮かぶものの実現コストがかかりすぎる、とか
デザイナーが作業できる内容にどう落とし込むかの取捨選択で頭を悩ませることも多いです。
あんまりにあんまりなところは
金子に「(内容の削減について)なんとかなりませんかね」と相談に行くのですが
だいたいの場合
「うーん……でも、面白いでしょ」
「面白いすね」
という塩梅となり、席に戻って天井を見上げることとなります。
つい先日も、とある序盤のシーンでそのようなやり取りがあったばかりなのですが
実際のカタチに落とし込まれる前はどうだったのか、そもそもそれがどのシーンだったのかなど
ゲームプレイ時に思いを馳せていただければ、私の仕事も少しは報われます。
ちなみにシナリオライティングとして金子の名前がクレジットされている場合、
コンテに限らずシナリオに関わるほぼすべての絵周り部分は、しっかり金子チェックが入ります。
デザイン関連
ARM
敵味方の扱う武器類のデザインが、ひと通り出揃いました。
今作では、ラクリマドライブというトンデモエネルギー源を除けば
割と堅実な仕組みの武器となっていますので、実寸のプロップが欲しくなります。
カイジュウ
今回お披露目させていただいたのはゾウです。名前は「グローツラング」。
カワイイですね、お子様が大好きです。
実のところ、グローツラングはイメージを固めるのに結構な難産だったカイジュウです。
ゾウというのはその形状だけでゾウなので「ゾウにしかならん!」と発注書を前に頭を抱えていた覚えがあります。
実際にゲーム内でこいつに出会った時に、皆さんがどういう感想を抱くのか楽しみです。
以上で今月の月報になります。
今年もあとひと月を残すばかりとなりましたが、
2023年も『ARMED FANTASIA』を熱く応援していただいて、心から感謝しております。